今回は二人ともが読んだ『センスの哲学』について語ります。 書誌情報&概要 著者:千葉雅也 出版社:文藝春秋 出版日:2024/4/5 単純に言えば、同じ出版社から出ている『勉強の哲学』の後続、より大きな流れで言えば、『勉強の哲学』『現代思想入門』に続く、哲学三部作の三作目として位置づけられます。 私(倉下)とごりゅごさんは二人ともこの三冊を読み、それぞれにしっかり影響を受けております。 ちなみに、本編でカントの三批判書の話題に触れておりますが、『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三冊のことで、最後の「判断力」は、感性と悟性を媒介するものであり、本書が芸術と生活を(あるいはセンスとアンチセンスを)結びつけようとする試みと構造的類似性を感じたのでした。
BC091『センスの哲学』
BC091『センスの哲学』
BC091『センスの哲学』
今回は二人ともが読んだ『センスの哲学』について語ります。 書誌情報&概要 著者:千葉雅也 出版社:文藝春秋 出版日:2024/4/5 単純に言えば、同じ出版社から出ている『勉強の哲学』の後続、より大きな流れで言えば、『勉強の哲学』『現代思想入門』に続く、哲学三部作の三作目として位置づけられます。 私(倉下)とごりゅごさんは二人ともこの三冊を読み、それぞれにしっかり影響を受けております。 ちなみに、本編でカントの三批判書の話題に触れておりますが、『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三冊のことで、最後の「判断力」は、感性と悟性を媒介するものであり、本書が芸術と生活を(あるいはセンスとアンチセンスを)結びつけようとする試みと構造的類似性を感じたのでした。