倉下メモ
個人的に、人間を類型化する考え方はあまり好きではありません。きっと危なっかしい自己啓発との距離が近いせいもあるでしょう。
とは言え、たしかにある種の「タイプ」というのはあります。リスクをとることを厭わない人、すぐに他の人と打ち解けて仲よくなる人、いろいろなことに疑問を持ってなかなか話が前に進まない人。そういう行動・判断的な「傾向」を分析してみることはたしかに有用だと感じます。
本書のポイントは、人間を5つの類型に仕分けて、「〜〜型の人間は、○○すると成功する」のような文脈で論じるのではなく、5つの因子とその強度によって人の傾向を見ている点です。型に押し込めるのではなく、パラメーターの強度で人の特性を観察している感覚でしょうか。これであれば、狭…
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