Listen now (66 mins) | 今回取り上げたのは、『超没入 メールやチャットに邪魔されない、働き方の正解』。 タイトルはノウハウ書っぽい響きですが、実際は「デジタル時代のナレッジワークに必要なこと」を提言する一冊です。 書誌情報 著者:カル・ニューポート 翻訳:池田真紀子 原題:『A World Without Email: Reimagining Work in an Age of Communication Overload』 出版社:早川書房 出版日:2022/5/24 概要 大きく二つの部で構成されている。 第一部は「メールが持つ問題」が指摘されるが、別段電子メールを使わないようにしようと著者は主張したいわけではない。そうではなく、メールによる常時接続性、不要なタスクの発生、返信しなければならないという心理的圧力が、働き手のポテンシャルを抑えてしまう点を問題視している。
BC042『超没入 メールやチャットに邪魔されない、働き方の正解』
今の職場では、メールはほぼ使わず、社内・社外どちらのやりとりもSlackのみです(立場上、当たり前体操)。といっても、一般的にイメージされがちな、
常にSlackで即時レスポンス
は重要視してなく、同期コミュニケーションは必要最低限に絞ってます。
また、立ち話感覚でオンライン音声(必要に応じて、画面共有も)で会話。
オンラインや対面での打ち合わせもしますが、メンバー各々が2〜3分の動画を撮って共有し、非同期打ち合わせ(倍速再生可能)も併用してます。
共通プロトコルと言う文脈では、確認中/完了、あるいは緊急度の高低などの絵文字ルールも決めてるので、クリックだけで、無駄なタイピングもせずにすみます。
こういう働き方に慣れると、メール文化の会社には転職できなくなります。