『リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる(インターナショナル新書)』
リベラル・アーツ
リベラル・アーツについてはググればいくらでも情報が出てくるので、ここでは簡単に。
自由七科(自由学芸)としてのリベラル・アーツは文法学・修辞学・論理学の三学、算術・幾何学・天文学・音楽の四科で構成される。かつては奴隷とそうでない市民が線引きされており、後者の自由人にふさわしい学問(学芸)として、上記のようなものが必要とされた。あるいは、「職人のための学芸」とは区別された学芸という言い方もできる。どちらの場合でも、「食べていくための技術」ではないもの、という含意がある。
日本では、訳語でおなじみの西周(にしあまね)が「リベラル・アート」の訳語として「藝術」という言葉を創出したとのこと。「藝」という漢字は、技術という意味と…
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