本編では『体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』を取り上げました。
強い主体へのカウンター
当ブックカタリストで何度も言及しているつもりでしたが、振り返ってみると伊藤亜紗さんの本を取り上げたことは一冊もありませんでした。そのかわりといっては何ですが、毎月Clubhouseで行っているブックカタリスト読書会ではたびたび名前が挙がります。
で、その読書会で紹介してもらった『目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) 』は本当に面白い本です。それまで自分の中にあった主客がごろんとひっくりかえるようなコペルニクス的転回が得られる一冊です。
そうした転回は、『〈弱いロボット〉の思考 わたし・身体・コミュニケーション (講談社現代新書) 』や『不便益のススメ: 新しいデザインを求めて (岩波ジュニ…
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