面白かった本について語るPodcastブックカタリスト。
第11回の本日は『Learn Better』について語ります。
今回の本は、副題が「頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ」というもの。
本書では、この6つのステップそれぞれに1章ずつ割り当て、それぞれの要素を深掘りしていきます。
人は、短期記憶が少ない
6つのステップを順に解説するよりも何よりも、本書を読んで1番のキモであると私が感じたのが「人は、短期記憶が少ない」ということ。
この事実が、この本で出てくるありとあらゆる「学びが深まる方法」と繋がっています。
そもそもの「6つのステップ」すら、1回でスムーズに覚えることはほとんど無理。
人間の短期記憶というのはその程度のものであり、これを長期記憶へと変換する行為こそが「学びが深まる」ことを意味しているとも言えます。
学びが深まる6つのステップ
一応念のため6つのステップを書いておきます。
価値を見出す
目標を決める
スキルと知識を伸ばす
発展させる
関連付け
再考する
目を瞑ってこの6個をすぐに暗唱できるか確かめてみると、自分の短期記憶がどんなものなのか理解しやすくなるかもしれません。
もちろん「覚えておくことだけ」に全力を注げば、この6つを覚えるだけならば無理ではないと思いますが、もちろんこれを丸暗記したところで「学びが深まる」わけではないし「頭の使い方が変わる」とは思えません。
以下の3つを意識して行動する
上記6つのそれぞれについての内容は、本を読んでください、Podcast聴いてみてください、という感じなのですが、チャチャッと要点だけ知りたい方向けにまとめると、以下の3つのことを意識する(&行動する)というのが重要なことだと考えます。
自分の言葉で書く
1つずつ確実にやっていく
間隔を空けて何回もやる
この本、何回も色んなところで語ってるんですが、とにかく言ってることは「ごもっとも!!!」ということの連発。
全然知らなかった!みたいな驚きはほとんどないんですが、それでも自分がこれまでブックカタリストで紹介してきた中で一番影響を受けた本です。
ひょっとしたら人生で一番影響を受けた本、くらいになるかもしれないという、噛めば噛むほど味が出る本です。
自分がこれまでブックカタリストで話した中でも一番面白い話ができたと思うし、これまで紹介した中で一番読んでみてほしいと思う本です。
そして、読んだ本について「自分の言葉で書く」
是非ともそこまで試してみて欲しいと思います。
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